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腰痛や膝(ひざ)痛といった関節痛を解消するために、整体を受ける人は多くいます。

そうした関節痛が生じて整形外科を受診しても、薬や電気治療だけが行われて、症状が改善しない人も少なくありません。その結果、体を触って治療してくれる整体に行くようになります。

確かに、整体によって体のゆがみバランスを整えることで、腰痛や膝痛を解消することができます。

ただ、腰痛や膝痛といった関節痛の問題を根本的に解消するためには、あなた自身の自己管理が重要になります。もし自己管理を怠ってしまうと、整体に通い続けるだけでなく、整体によっても症状が軽減しないようになる可能性があります。

そこで今回は、「関節痛(腰痛・膝痛)の予防・改善に自己管理が大切である理由」について解説します。

 関節痛の原因は生活習慣にある
腰痛や膝痛といった関節痛は、多くの人が悩まされる症状です。そして、関節痛が認められた場合に、整形外科を受診する人がほとんどです。

ただ、整形外科を受診しても、「消炎鎮痛薬」や「シップ」、「物理療法」といった対処的な治療しか行われないことも少なくありません。そして、こうした治療では、一時的に症状が軽減しても根本的な問題を解消することはできません。

そのため、関節痛が全く落ち着かなかったり、一度軽減した後に再発することがほとんどです。

腰痛や膝痛といった関節痛を改善するためには、関節痛を引き起こす根本的な問題を見つけて解消する必要があります。

多くの病院や接骨院、整体では、関節痛が起こる原因を「関節内の炎症」であると説明します。そして、炎症に対して消炎鎮痛薬やアイシングが処方されます。また、場合によっては、炎症が生じている理由を説明してくれることもあります。

そうしたところでは、炎症の原因を「使いすぎ」や「筋力低下」「変形」「筋肉の緊張」と説明し、安静や筋トレを指導したり、硬くなった筋肉をマッサージしたりします。

確かに、腰痛や膝痛などの関節痛を訴える人の多くは、このような筋力低下や変形、筋肉の緊張などが起こっています。ただ、こうしたものが関節痛の根本的な原因になっているかというと、そうではありません。

筋力低下や変形なども関係していますが、根本的な原因は他にあります。つまり、「筋力低下や変形、筋の緊張を引き起こしている問題が他にある」ということです。

具体的には、筋力低下や変形、筋の緊張を引き起こしている根本的な原因は、睡眠や食事、運動といった生活習慣にあります。

生活習慣と筋力低下の関係性
関節痛は、関節内に炎症が生じることで起こっていることが多いです。そして、炎症が生じる原因としては、筋力低下や変形、筋の緊張などが挙げられます。

ただ、こうした筋力低下や変形、筋の緊張は生活習慣の崩れによって引き起こされています。

睡眠や食事、運動といった生活習慣が崩れると、「自律神経」と呼ばれる神経の働きが悪くなります。自律神経とは、心臓や肺、血管などの運動を無意識下で調整している神経です。自律神経が適切に働くことで、心臓の活動や呼吸運動などは行われています。

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そのため、人の体にとって自律神経は非常に重要な神経だといえます。

そうした自律神経の司令塔は、背骨の中にあります。そして、自律神経が乱れると、司令塔がある背骨を硬くするような反応が起こります。つまり、生活習慣が崩れて自律神経のバランスが悪くなると、背骨が硬くなります。

背骨は、柔軟性と安定性が両方揃っていることで、背骨としての役割を十分に発揮することができるようになります。そのため、柔軟性と安定性のどちらかが欠けてしまうと、背骨の機能は低下してしまいます。

また背骨には、「四肢の力が入りやすいような土台になる」「体のバランスを保つ」といった役割があります。

背骨は、腕や足といった四肢に対して体の中心にあります。そのため、四肢の土台としての役割がある背骨の機能が低下してしまうと、四肢は力が入りにくくなってしまいます。

つまり、「四肢の筋肉があっても、背骨が土台としての役割を十分に果たしていないと、四肢の力が十分に発揮できない」という状態になります。

このように、生活習慣の崩れによって自律神経の働きが悪くなると、背骨が硬くなり土台としての役割を十分に果たせないようになるため、四肢の筋力低下(筋出力低下)が生じます。

さらに背骨には、柔軟に動くことでバランスの崩れに対応する役割があります。そのため、背骨の機能が低下すると、バランス機能は悪くなります。

そして、体はバランス機能が低下すると、四肢の筋肉を緊張させることで体を固めます。体を固めることで、できるだけ体の動きを小さくして、バランスが崩れないようにします。

これは、「氷などの滑りやすい場所の上では、ほとんどの人が筋肉を緊張させて体を固める」という現象と同じです。その結果、四肢の筋の緊張が高くなります

変形に関しても、こうした背骨が原因で起こる筋力低下や筋の緊張が原因で起こります。

このように、関節の炎症を引き起こす原因であると考えられている筋力低下や筋の緊張、変形は、背骨の柔軟性が低下することで起こります。そして背骨の硬さは、生活習慣が乱れることで、自律神経を介して引き起こされます。

つまり、生活習慣と関節痛には、以下のような関係性が成り立ちます。

生活習慣の乱れ→自律神経の問題→背骨の柔軟性低下→四肢の筋力低下、筋の緊張→変形、関節炎→関節痛

今回述べたように、関節痛を引き起こす根本的な原因は生活習慣の乱れにあります。そのため、そうした生活習慣の問題があまりに強い場合には、いくら整体で体を整えても関節痛が治ることはありません。

また、いくら一時的に整体で背骨や四肢を調整しても、生活習慣が乱れたままだと、また元の状態に戻ります。こうした理由から、関節痛を予防・改善するためには(生活習慣に対する)自己管理が大切だといえます。

関節痛を治すためには、まずはこのような関節痛が発生するプロセスを知っておくことが重要です。