スポンサーリンク

理学療法士は患者さんの体を整えることが仕事になります。しかし、理学療法士自身に体に痛みがあったり、何かしらの不調を抱えている人は多いのではないでしょうか。実はそのような状況は患者さんに示しがつかないだけでなく、治療の効果に影響します。

今回は、理学療法士の体の状態が治療に及ぼす影響について述べます。

脊柱の弯曲障害の影響

理学療法士自身の脊柱の弯曲障害は、患者さんと同じように筋出力の低下や感覚機能の低下を招きます。このような状態が起こっていると、治療に悪影響が出るのは想像に難しくないと思います。筋出力が低下していると、徒手療法を行う際に過剰な努力が必要になります。過剰な努力が必要ということは力の加減の調整も難しいですし、力を加える方向の調整も難しくなります。

つまり、適切な力で適切な方向に操作ができなくなるということです。これは感覚機能が低下することによっても同様です。特に、筋膜や関節、頭蓋骨などの操作は微妙な調整が必要であるため、この影響が直に出ます。

このような理由からも理学療法士は、脊柱の弯曲を維持するための運動療法や脊柱に影響する生活習慣を整える必要があります。

痛みによる理性の低下

痛みがあると、痛みは前頭葉の働きを抑制します。前頭葉は創造性や理性を司ります。

スポンサーリンク

理学療法士が普段接する患者さんは、体に何かしらの問題を抱えています。そのため、心理的にもダメージを受けている人が多く、その心理面をサポートするのも理学療法士としての大切な役割です。しかし、もし理学療法士に痛みなどの不調があり、理性が低下していると、その役割を果たすことが難しくなります。

例えば、患者さんが何かしら原因で治療にネガティブになっているとします。その時、理学療法士はそのことに対して怒ったり、咎めたりするのではなく、支えてあげることが大切です。しかし、もしこのとき理性が低下していると、患者さんを怒るなど責めるような言動を行ってしまいがちです。

あなたの職場にも、セルフトレーニングを行わない患者さんや、指示したことと違うことをした患者さんに対して怒っている理学療法士はいませんでしょうか。

そのようなことを行なってしまうと、患者さんとの関係も悪くなり、交感神経系の緊張も高まり、体の緊張も上がります。つまり、体が治癒しにくくなるのです。

このような状況を避けるためにも、理学療法士は普段から自身の体を整えておく必要があります。

以上は数ある中での数例ですが、このようにセラピスト自身の体の状態は治療に影響します。勉強のために睡眠不足になっていたりしている人はいませんか。もしかしたら患者さんの為に行っていることが、治療効果を下げる原因になっているかもしれません。