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理学療法士は、学生のとき血管について習いますが、実際の臨床でどのように役に立つのかがわからず、働いているうちに忘れます。しかし、血管は体にとって重要なものであり、理学療法を行なう上でも、血管の知識は必須になります。

そこで今回は、血管の中でも総腸骨静脈について解説します。

下肢の動脈系

下肢の動脈は腹部大動脈、総腸骨動脈から分岐する外腸骨動脈に起始します。総腸骨動脈は外腸骨動脈と同時に内腸骨動脈を分岐しますが、こちらは骨盤内の栄養血管になります。

外腸骨動脈は大腿動脈、大腿深動脈に分岐し、下肢に至ります。

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下肢の静脈系

下肢の静脈は骨盤部とは異なり表在静脈などがありますが、骨盤部は動脈と同じような構造になっています。大腿静脈から外腸骨静脈、そして総腸骨静脈、下大静脈につながっています。

骨盤部での動脈、静脈の位置関係

腹部大動脈、下大静脈の位置関係は、腹部大動脈が下大静脈の左前方にあります。そして、L4.5の高さで左右の総腸骨動脈に分岐します。このとき、右総腸骨動脈は左総腸骨静脈の上を乗り越えるような走行になります

このような解剖学的特徴から、左総腸骨静脈は右総骨動脈により圧迫されやすいということがいえます。そのため、右下肢より左下肢に浮腫みが出やすいことが言えます。