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レーシック手術は最近では一般的になり、多くの人が行っているものだと思います。しかし、その危険性も多く指摘されており、夜間の視力低下やドライアイなどはその代表例になります。実はこの手術は眼だけの問題ではなく、全身に影響します。

今回はレーシック手術の全身への影響について書きます。

レーシック手術の概要

レーシックとは、角膜の中央部分をレーザーで削り、そのカーブを変えることによって屈折異常を矯正する手術方法です。レーシックという名前は、手術の際に形成されるフラップを作る方法からつけられています。フラップとは角膜の一部を蓋のように切り取ったもので、その蓋部分を開けてそこからレーザーを照射し治療します。

レーザーの照射時間は10~30秒であり、点眼麻酔のため痛みもほとんどなく、すばやい視力回復と長期にわたる安定した視力が期待できます。

また、片眼の手術は10分程度で終了するため、入院の必要もありません。しかし、最初に述べたように、いくつかのリスクもあるため、そのことも把握しておく必要があります。

・夜間に視力が低下する
・術後に角膜が変形する
・術後に角膜が混濁する
・ドライアイになる
・度数の変化によって視力が低下する
・正確な眼圧測定ができなくなる
・正確な白内障手術ができなくなる

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眼の構造

眼球は球形をなし、眼窩の中に位置しています。眼球の前面は前方に膨隆しており、球形のカーブは崩れています。そして、この膨隆部分は眼球全体の容積の1/6を占めており、透明な角膜に覆われています。

レーシック手術は、この膨隆部分の角膜に対する治療になります。

角膜は後方で強膜に移行します。強膜は、不透明な白色の緻密結合組織であり、視神経をはじめとする神経、血管が貫いています。さらに、外眼筋は全て強膜に付着しています。

以上のことから「角膜→強膜→神経・血管・筋」という繋がりがあることが分かります。そして、神経、血管、筋は筋膜系によって覆われており、筋膜系は全身でつながっています。

つまり、レーシック手術によって角膜に変形などが生じると、筋膜を通して全身に影響するということです。

もちろん、この他にもさまざまな影響がありますが、このようにレーシック手術は眼だけの問題では済まないということです。

あなたの患者さんに、レーシック手術をはじめとした、眼の治療を行った後から症状が出現した患者さんはいませんか。もしかしたらその症状は、眼の治療を行った影響によるものかもしれません。