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理学療法士には、よく勉強している人が多いように思います。しかし、勉強会に行っているわりには、患者さんに集中していないという状態がよく見られるのも現状です。

これでは何のために勉強をしているのかわかりません。夜中まで勉強をし、日中に睡魔が襲ってきている人も同様です。

今回は、なぜこのようなことが起こるのかを私なりに考えました。

不安が強い

このような過剰に勉強を行っている人の大半は、患者さんのためという名目のもと、自分の不安を取り除くために行っている場合が多いです。

例えば、「同僚より患者さんを良くしないと下に見られる」「後輩より治さないとなめられる」といった不安や、「勉強ができないと上司に評価されない」「今の給料だと生活が苦しいから、将来的に独立して経済的安定性を得るために技術を習得しよう」などの不安です。

つまり、患者さんのためではなく、自分のために勉強しているのです。別にこれは悪いことではありませんが、一歩間違うと、不安を改善するために行っていたことが逆に不安を強めることになります。

このような場合、行動の原動力が不安であるため、不安がなくなると、今度は何もしていないことに対する不安が出てきて、またそれが原動力になって行動するというループに入ってしまいます。

軸を作ることが大事

ではこの原動力が何から起これば、先ほどのような悪い流れにならないのでしょうか。それは使命感だと考えます。何事にもこの使命感を、いかに感じているかが大切になります。

そして、使命感を感じるためには、自分の人生について考えなければなりません。「自分の人生の目的は何か」「自分は何のために生まれてきたのか」などと少しスピリチュアルな話になりますが、この人生の目的を考えることで使命感が強まります。

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また、人生の目的を考えるときは「自分はどのように社会に貢献できるのか」というように、社会貢献について考える必要があります。

社会への関わり方が決まると、後は簡単です。その手段を考え、実際に行動すればよいのです。

これがいわゆる人生の軸というものになります。これは、人生における全ての判断基準になります。

例えば何か迷うことがあったとき、このように自分に問いかけます。

「この行動を行うことは、自分が考える社会貢献にどのように影響するか」

つまり、「この行動を行うことは、自分の人生の軸に沿っているか」ということを考える必要があります。

この問いかけを行うことによって、ほとんどの判断に迷うことはなくなります。

実は、これは治療に関しても同様のことがいえます。

例えば私の場合、治療の軸として「患者さんの自然治癒力を最大限発揮させる」というものがあります。そのため、臨床で迷ったとき、勉強会に行くか迷ったときなどにこの問いかけをします。

「この治療は患者さんの自然治癒力を妨げないか」「この勉強会は患者さんの自然治癒力を高めるために使えるのか」

このように治療の軸を決めることで、私は勉強会に行くことが極端に減りました。以前は不安から多くの本を読み、多くの勉強会に行っていました。しかし、人生の軸、治療の軸を考えるようになり、そのような不安行動はなくなりました。

以上のように、人生の軸から治療の軸まで、さまざまな軸を作ることにより、不安からの行動はなくなります。そもそも軸さえ決めてしまえば、不安に思うことはほとんどなくなります。

あなたもまずは「人生の軸」を決め、そしてその他の具体的な「仕事の軸」「治療の軸」などさまざまな軸を作ってみてください。そうすると、毎日の生活が充実し、不安に思うことも大幅に減るはずです。