経絡は東洋医学の概念の中でも、理学療法の臨床に取り入れやすい概念です。それは、経絡が、理学療法士がよく遭遇する可動域制限や筋の問題の原因を説明できる一つのツールだからです。 あなたは可動域制限や筋の痛みの改善に難渋した症・・・
「東洋医学」の記事一覧
各関節に関する経絡について解説:可動域制限を経絡で解消する
東洋医学の中でも、経絡は理学療法士が臨床に取り入れやすい概念です。それは経絡が可動域制限や筋と深く関係しているためです。また、経絡と可動域制限の関係性を知っていると、多くの人が苦手としている東洋医学の基礎知識を深く学ばな・・・
経絡と可動域制限の関係:各動作を制限する経絡について解説
経絡は理学療法の臨床に取り入れやすい概念です。それは、経絡が可動域制限や筋力低下と関連づけて考えやすい為でもあります。とくに経絡と可動域制限の関係を使うと、あまり知識がない状態でも問題のある経絡の判定が出来ます。 そこで・・・
臓腑同士をつなぐ経絡:正経十二経脈の役割
東洋医学の概念の中で、特に重要なものに経絡の概念があります。経絡とは、深部にある臓腑と皮膚や筋などの体表とをつなぐ、気や血の通り道のことをいいます。そのため、経絡に問題があると、臓腑、皮膚、筋の全てに影響を及ぼす可能性が・・・
経絡の概念が理学療法の臨床に応用しやすい理由
東洋医学には、西洋医学と異なる概念が多くあります。その中でも有名なものが「経絡」ではないでしょうか。理学療法士で経絡という概念を理解している人はそう多くありません。 それは、経絡が実態のないものということが大きく関係して・・・
正常な舌と異常な舌の違いを知り、舌診に生かす:胖大舌と痩薄舌
東洋医学では、舌には全身の状態が現れているとされています。例えば、舌の異常が起こっている場所によって、どの臓器に異常があるかがわかります。また、舌苔の厚さによってその病気の軽重がわかります。 このように、舌を診ることで全・・・
舌診から得られる情報:理学療法士が舌を見るべき理由
東洋医学では、西洋医学と異なった概念で身体を捉えています。そのため、その診察方法や治療方法も異なります。例えば、東洋医学では診察に「望・聞・問・切」という4つの方法が使われます。 これは、目で見、耳で聞き、鼻で匂いを嗅ぎ・・・
東洋医学の診察法:望診・切診・聞診・問診
東洋医学では、「望・切・聞・問」という言葉があります。これは、東洋医学で用いる主な4つの診察法を指し、これらで得た情報をもとにして診断し、治療の方針が決まります。 今回はこの「望診・切診・聞診・問診」の4つについて解説し・・・
東洋医学の病気に対する思考:「本証と標証」「異病同治と同病異治」
理学療法士の世界において、「原因」を治療しているのか「結果」を治療しているのかということはよく話題に上がるかと思います。東洋医学でも同様で、「原因に対する治療」と「結果に対する治療」は明確に分けられています。 東洋医学で・・・
東洋医学において病気の原因と考えられる外邪・内邪について解説
東洋医学では、体の防衛機能である正気と体に悪影響を与える邪気のバランスが崩れることによって、病気が発症すると考えられます。 その邪気の中でも、体の外から影響するものを外邪といいます。この外邪は自然界の気候からの影響が大き・・・